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こんにちは。当サイト【 MONEYGER 】を企画・運営・管理しています、Sena (セナ) です。

当サイトにお越しいただき、ありがとうございます。

MONEYGER では、読者の方々の ”マネーリテラシー” を高められるような情報を様々な角度から紹介し、解説しています。

このページでは、私セナの経歴等について簡単に紹介させていただきたいと思います。

サイトの ”特徴” や ”コンセプト” などについては、別途「当サイトについて」にまとめてありますので、気になる方はそちらも併せてご覧いただければと思います。

それではどうぞ。

略歴

証券リテール営業

私は社会人としての第一歩を、「証券マン」として歩み始めました。

証券会社に就職してまず最初に「リテール営業」という、”個人” および ”中小零細企業” を中心としたお客様を担当する運用担当者として、地方支店にて約5年間営業業務に従事します。

当サイトでご紹介しているマーケットに関する知識やノウハウ、そして「資産運用や証券投資とはなんたるものか」ということについて学び、その土台となる経験を積んでいったのがこの時期です。(もちろん今も現在進行系で勉強中です。)

この期間は、色々な意味で本当に勉強になりました。

証券会社というのは、”数字が人格” と言われるほどの「成果主義社会」です。

この ”数字” とは、もちろん ”営業成績” の事を意味しているわけですが、営業成績が振るわない営業マン(女性の営業職を含む)というのは、支店内で上司から非常に厳しく叱咤激励を受ける事も珍しくはありません。

その一方で、一定の営業成績を残し続けられていれば、支店内における発言権や行動の自由もある程度与えてもらうことができる、そんな空気がありました。

ある意味で解り易い世界ではありますが、その当時は色々と知恵を絞りながらも目標達成に向けて必死で勉強し営業活動に勤しんでいたことを思い出します。

幸いにして私はこの ”証券営業” という職種、そして証券会社という組織の文化にもなんとか順応しつつ、それなりの成績を残していくこともできるようになり、ある程度順調にキャリアを積み上げていくことができました。

しかしその一方で、心の中には常に大きなモヤモヤを抱えていました。

その ”モヤモヤ” とは、大きく分けて2種類、

  1. 自分のお客さんに対して感じていたもの
  2. マーケットに対して感じていたもの

この2つに分けられます。

まず前者の「自分のお客さんに対して感じていたモヤモヤ」についてですが、具体的には、

「自分のことを信用・信頼し、大事な金融資産の一部を預けてくれたり、何かしらの金融商品を購入してくれたりした人たちに、損失を被らせてしまう可能性がある。」

という ”負い目” のような感情です。

証券マンとそのお客さんの関係というのは、当然のことながら、そこに「信頼関係」があってこそ成立するものですし、それは証券業界に限らず、どんな業界でも同じことが言えるかと思います。

私自身が賭け事やギャンブル等が嫌いな性格であることもあり、入社当初はそんな大切なお客さんに「損をさせるなんてとんでもない。」という感情が先に立ち、なかなか積極的な営業活動を展開できずにいる時期がありました。

しかし、ある時私は上司の一言をきっかけにして、そうした想いを払しょくするに至ります。

その言葉とは、「お客さんはお前たちに本当に大事な ”守りたい” お金を預けているわけではない。」というもの。

誤解が無いよう補足しておくと、これはつまり、証券会社との取引経験が豊富なお客様というのは、そもそも自分自身でもそのリスクの大きさについて十分な知識・自覚を持っていて、証券会社に預けているお金というのは、”リスクを取ってしかるべきもの” とお客さん自身が認識しているということです。

つまり、証券会社のお客さんというのは、そのほとんどが銀行には「”守りたい”お金」を、そして証券会社には「”儲けたい”お金」を入れているということを知っておくべきだということが言いたいわけです。(あくまで一般論です。)

確かに、販売業者であるこちら側が絶対にしなければならない金融商品のリスク説明の際、経験豊富なお客様からはよく「そんなことは百も承知だ。」という様なお叱りを受け、そうした説明や手続きを非常に煩わしく感じておられる方も数多くいたものです。

ただしこれには”注意点”があり、前述の様に、これが当てはまるのはあくまで ”証券会社との取引経験が豊富なお客様だけ” だということです。

この経験から私は、

  1. お客様の中にはリスクを大きくとってでも利益が見込める取引がしたいと望んでいる方もいる
  2. リスク許容度や資金の性格というのは全て異なる (お客様によって全然違う)

という大きな教訓を得る事ができました。

このことに気が付いてから、私はまずお客様ごとにそのリスク許容度について探ることを重視し、さらにはその資金はどういう性格のものなのか、そして最終的にはそのお客様はどのような形でのリターンを望んでいるのかという所まで、しっかりと把握できるようにコミュニケーションを図っていくようにしたのです。

当サイトでも、投資初心者の方々へ向けて、資産運用や証券投資に取り組む前の心構えや本質的な考え方の大切さといったことについてお話していますが、こうした経験でお客様の真のニーズ、心の声を聞こうとする姿勢を持つことができたからこそ、そのような非常に大切な考え方に気が付くことができたのだと思っています。

そして私が抱えていたもう一つのモヤモヤ、それが「マーケットに対するモヤモヤ」です。

これは、結論から言えば、「マーケットには何か規則性や法則といったものが存在しているはずで、それさえ掴めれば投資判断に失敗するリスクは極限まで小さくできるはずだ。」そんな風に考えるようになっていったということです。

今、あなたの目の前に、資金を預ければ預けるほどどんどんとそれを増やしていってくれる証券マンが現れたとします。

するとあなたは、最初は半信半疑でも、一定期間自分の資産が着実に増えていくのを目の当たりにすることで徐々に信頼を抱きはじめ、預け入れる資産をどんどんと増やしていき、最終的には親類や仲の良い友達たちなどにも紹介して回るかもしれません。

証券マンというのは、前述の通り、時に会社から非常に大きなノルマを背負わされます。

そのノルマというのは、当然お客様による証券の売買や金融商品の購入で発生する手数料によって達成されていくことになるわけですが、証券マンから見て、そのお客様の方から「投資したい。」という声がどんどんと集まる様になってしまえば、それはもう何も怖いものはありません。

究極的にはそこを目指せないものかと私は考えたわけです。

もっと言えば、もしもそうした”絶対に負けない投資手法”というものを見つけることができたとすれば、証券マンとして仕事を続ける必要性すらなくなってしまうわけです。

世の中には、「投資家」や「デイトレーダー」といった肩書を持つ ”投資の専門家” というのが存在します。

彼らはそれぞれにその投資手法や対象とする資産の種別、そして目指す投資リターンの大きさに至るまで実に様々なタイプに分かれ、一括りに投資家と呼ぶのが不適切なのではないかと思う程に多種多様です。

ただし、「投資」そのものを”生業(なりわい)”としているという意味においては、やはり同じ投資家であることに違いはありません。

何が言いたいのかというと、投資を生業にしている人が実在しているというその事実こそが、投資で生きていくということが現実に可能であるという事を物語っており、ひいてはそこに何かしらの法則や儲けのカラクリ、利益を生み出すセオリーといったものが存在している証であると考えることができるのではないかという事です。(この”投資の法則”や”儲けのカラクリ”といった投資の真髄についてのお話は、ここでは長くなり過ぎてしまうため割愛しますが、ご興味のある方はこちら(note)も併せてご覧いただけたらと思います。)

ただ、残念なことに、その時の私はサラリーマンという立場で組織の一員として仕事をしている以上、その組織に貢献できてこそ組織内での評価を高める事ができるという現実からは逃れることができません。

つまり、たとえ私が投資の真髄である「必勝パターン」や「儲けのカラクリ」、「利益を生み出すセオリー」といったことに気づくことができたとしても、会社が推す商品の販売や会社の戦略に則った金融商品というものを優先的にお客様におすすめしなければならない局面があるというジレンマは拭い去ることができないわけです。

そんな新たな葛藤が自分の中に芽生え始めた時、私に転勤の声がかかります。

転勤先は、「投資銀行業務」を行う部署でした。

投資銀行業務

「投資銀行」という言葉を聞いてすぐにピンとくる方がどれぐらいいるかは判りませんが、少なくとも私は「投資銀行業務」を行う部署への異動を命じられた時、その仕事内容や具体的な実務に関してイメージが湧くという状態ではありませんでした。

投資銀行業務とは、一言で言えば、上場企業をお客様とし、資本政策やM&A戦略の立案、その他IR活動や上場企業としての様々な事務手続きなど、いわゆる”プライマリー”サイドの業務を請け負う仕事ということになります。

この投資銀行業務という仕事は、はっきり言ってしまえば当サイトのメインテーマである”『マネーリテラシー』を高めるための知識”という趣旨から少し離れてしまう部分もあるため、ここでは詳しくはお話しませんが、また機会があれば記事内にてご紹介していければと思います。

ただ、その時に身に付けた能力のうち、『マネーリテラシー』を高めることに繋げることができたものを挙げるとすると、直接的には「決算書等の開示書類を読み解く力」、そして間接的には「エクセルを使用した計数管理のテクニックや取引先に提示するための資料作りのノウハウ」といったもの、さらには大企業を中心とした社会・経済界というものが、どのような意思決定プロセスを経て動いているのかという財界の裏側などについて垣間見ることができたことなどが挙げられるかと思います。

企業に関連する”数字”というのは、より高度な手法を用いて資産運用を行っていく上においてはマーケットと対峙していくという意味においても、経済情勢を見抜く力と併せて外せない要素の一つです。

リテール営業に従事していたころから、マーケットを見極めるための様々な指標等について学び、各企業がマーケットからどのように評価されているのかといったことを見定める力は磨いてきたつもりでしたが、さらにその上に財務諸表等を細かく分析する所までを含んだ計数の処理という次元まで捉える事が出来る様になったという点において、この投資銀行業務に従事できたことは自分にとって非常に有意義な時間であったと感じています。

この頃は朝会社に出社して、日中はお客様対応や面談、雑務などに忙殺され、さらに夕方からは資料作成など翌日以降の面談の準備を行い、結局終電がなくなった頃になって、タクシーをつかまえて帰路につく、そんな毎日を送っている状態で、常に時間に追われている状況でした。

前述の「リテール営業」時代と比較しても、同じ証券会社内とは言えど、全くもって文化もその仕事内容も異なる部署へと異動となり、当時はよく「転職したのと同じ。」という風に周りに話していたことを思い出しますが、まさにそれほどまでに違う環境に最初は驚くことばかりでした。

この投資銀行業務にも5年弱、リテール営業をしていた期間と併せると、約10年弱という期間を証券会社で過ごすことになったわけですが、今振り返ると私の人生において非常に勉強になる、有意義で濃い時間を過ごせたと思っています。

現在

そして現在ですが、そんな証券会社を退職し、非常勤取締役として引き続きお客様の企業経営の課題に取り組むとともに、個人のお客様の資産管理を行いながら、それと同時に当サイトを含む複数のメディア運営事業やWebアプリケーションの開発といったことを行っています。

これから

これまでの社会人生活を振り返ると、自分の信念と会社から求められるものとの間で思い悩んだり、次々と新たな事を覚えていかなければならない環境で必死に勉強する日々が続いたり、体力に物を言わせて夜中まで仕事をすることが当たり前になったりと、生産性や効率性を度外視してでも物事を身体に叩き込んでいくような時期もありましたが、そうした”厳しい環境”に身を置き続ける事ができたおかげで、結果的にはその分自分自身の成長に繋げる事が出来たのではないかと自負していますし、その一つ一つが着実に血となり肉となり、今の私を支えてくれていると感じています。

時に自分の人生について色々と考え、ふと立ち止まる時期があったりもしましたが、今は目指すべき方向も明確になり日々前へ前へと進んで行こうとしている所です。

これからもまだまだもがき続けながらも、「我が生涯に一片の悔いなし。」そう言って最期の時を迎えられるよう、日々精進し、楽しんで過ごしていきたいと思っています。

また、当サイトの運営に際しても、そんな私がこれまで蓄積してきたもの、そしてこれから得られる研究成果などについても余すことなく読者の皆さんにお伝えし、それによってどこかの誰かが「役に立った。」と感じられるようなものに育てていきたいと思っていますので、時より覗いてみていただけたら嬉しく思います。

管理人の属性による当サイトの独自性

以上の様な私の経歴から、当サイトの「優位性」、そして他にはない「独自性」という意味で、読者の方々が当サイトから得られるメリットは2つあると考えています。

  1. 当サイト内の情報に触れることで、資産運用や証券投資の第一歩を【正しい形】で踏み出すことができ、致命的なミスによって大きな損失を被ってしまう様な最悪の事態を避ける術を身に付ける事ができる
  2. 証券会社での資産運用の最前線で得られた「マーケットにおける”真実”」のみを語るということをお約束することで、読者の方々は投資や運用に関わる巷にあふれる様々な情報を正しく見極める力を身に付ける事ができる

『金融』・『お金』の世界において、「絶対に儲かる」「必ず増える」などということはあり得ません。「リスク」と「リターン」というものは、常に表裏一体です。

私はリテール営業時代、最大で約60億円超もの金融資産をお客様からお預かりし、その運用についてアドバイスをさせていただく立場にありました。

その時多くのお客様と接する中で感じたことは、どれだけお金を持っていようとも、社会的地位が高かろうとも、株式や経済全体、マーケット動向について正確に理解ができている、もしくは理解しようとしている人というのは実に少数であるということです。

そんな中で私は、お客様個人個人の理解度に応じて、そしてその資金ごとの性格にも応じて、いわば”オーダーメイド型”とも言える形で投資運用のアドバイスを行うことを重視し、そのノウハウを蓄積していきました。

そこで私が体得したのは、投資家(お客様)が本質的に理解しておくべき事柄のうち、個別のお客様がどの程度までそれを正確に理解できているのかということを見極める力、そしてさらにはそれをどのような形、順序で整理しお伝えしていく事でそのお客様の理解を深めることができるのかということを自分の肌感として掴み、実行に移していく能力です。

こうしたノウハウ・経験値こそ、当サイト【マネージャー】の”原点”とも言うべき部分です。

ただし、ネット上では当然ながらあなたのような読者の方々の顔は見えません。したがって、上記の様な相手の理解度に合わせた形でのアドバイスをさらに進化させ、文章や図解によってどこまで正確に、解り易い形でその真髄をお伝えできるかということについては今なお研究を重ねています。

【マネージャー】では、読者の方々に”うまい儲け話”や”おいしい投資情報”について紹介するというようなことは絶対にしません。

むしろ、絶対に踏み外してはならない部分などを説明する場においては、少し厳しめなぐらいのトーンでお伝えすることすらあるかと思います。

でも、真実とはそういうものです。

「ココはしっかりと押さえておいてもらわなれば、後々致命的なミスに繋がりかねない。」、「これは必ず知っておかないと、将来的に判断ミスを誘発することになる。」そういった部分はしつこく説明する勇気を持ってお伝えしていきたいと思っています。

そんな当サイトですが、「本当に資産運用に失敗したくない。」「真実を知りたい。」そんな方のためにも、しっかりと腰を据えて運営していきたいと思っていますので、上記の様な独自性と併せて、何かあなたの心に響くものがあれば、再訪していただいたりシェアしていただいたりすることによって深く・広く当サイトを活用していって頂けると嬉しく思います。

未来の事は誰にも判りません。でも、それを予測することは可能です。

そして、その予測の精度を高めていこうとする姿勢こそ、運用の世界においてまずは出発点とすべき所ではないかと私は考えています。

当サイトでしか得られないような独自の情報を少しでも多くお伝えしていくという事にこだわりを持ち続け、投資家の皆さんから「なかなか面白いな。」そう思っていただけるようなサイトを目指して、日々ブラッシュアップを重ねていきたいと考えていますので、是非末永くよろしくお願いいたします。

さいごに

最後になりましたが、世間一般に、「『お金』の事に関しては一通り理解できていて、うまく付き合っていけてる自信がある。」と、自信を持って答えられるという人は果たしてどのくらいいるでしょう。

10人に1人、いや、そんなにはいないでしょう。100人のうち2~3人、つまり3%程度そういう人がいれば良い方ではないでしょうか。

2019年に「老後2,000万円問題」があれだけクローズアップされた実情を見れば、日本人がどれだけお金の事に疎いのか、どれだけお金の事について真剣に考えずに生活してきたのかという事が一目瞭然です。

あなたの周りには、「この人は『お金』に関して、よく理解しているな。」と思えるような人はいますか?

もしいなければ、この【マネージャー】が力をお貸しします。

お金の事で悩まされることなく、お金の事でつまづくことなく、お金に振り回されず、お金に囚われない人生を歩んでいくためには、今すぐにでもお金に関するしっかりとした知識の土台(=『お金リテラシー』)を築いていかなければなりません。

繰り返しになりますが、本当に大切な事は、【『本質』を知る】ということです。

「経済学」や「資産運用」に関する難しい理論を全て把握しておくという様なことが求められているわけではありません。

『お金』というものが、一体どういう性質のものであり、どのように捉え、接していくことができれば、楽しい人生を送ることができるのか、それを掴むための道しるべを示すことができたらと思っています。

将来的に、当サイトの情報を元に経験を積んだあなたが「ここに書いてある事は概ね正しいと思うけれど、こう考えることもできるんじゃないかな。」そんな風に『お金』に関して自分の意見を持てるようになる日が来る事を夢見て、あなたの『お金リテラシー』を高めるために寄り添う「マネージャー」として少しの間お付き合いをさせていただきます。

それでは、ごゆっくりどうぞ。

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