【 この記事で言いたいこと 】
結論から!
Googleによる ”広告の制限” を解決するための明確な方法は不明 (Google社側は問い合わせ対応を行っていない)
Googleから繰り返し ”広告の制限” 措置を受けることもある
今後も起こり得る ”AdSense 狩り” による ”無効なクリック” を阻止するため、対策プラグインを導入し、あとは待つのみ
『 Google AdSense 』からの収益を得ている人を震え上がらせる、恐怖のメール。
「お客様の AdSense アカウントでの広告配信を制限しました」
収益額が小さい人ならまだしも、AdSense で月数万円や数十万円レベルの収益を上げている人ともなればその被害額は甚大で、いろいろな不安が押し寄せてきて、身の毛もよだつといった状況に陥れられてしまいます。
おそらく今この記事を読み始めた人は、”現在進行形” でこの問題に頭を抱えている人ではないかと思います。
そう。あの時の私のように。
そこで今回は、そんな途方に暮れているあなたのために、この恐怖のメールが届き、そして Google 社からの制限に遭った私が、その後どのように対策をして、制限の解除、平常運転へとこぎつけたのか、一部始終をお届けしたいと思います。
Google 社からの広告配信の制限を受けてしまった人の参考になれば幸いです。
それではさっそく、どうぞ。
※ 「対策の仕方をすぐ知りたい。」という方は、こちら
ことの発端
その瞬間は、突然訪れました。
2020年12月24日の朝、いつも通り、寝起きにスマホでメールチェックを行っていると、
「AdSenseアカウントでの広告配信を制限しました。」
こんなタイトルのメールを発見したのです。
一瞬で目が冷めると同時に、ただならぬ ”悪い知らせ” であることを瞬時に察知した私は、”制限” という文言に戦慄を覚えながらも恐る恐る本文を覗いてみました。すると、、、
ビンゴ!です。
やはり広告が止められてしまっているようです。
そしてすぐに Google AdSense の管理画面を開いてみると、
このような文言が画面上部に表示されています。
これを見て、改めて血の気が引いていくのがわかりました。
慌てて自サイトを確認してみると、やはり広告部分が何も表示されていません!
「え!?なんで??」
ここから私の長い戦いが始まります。
情報収集
まず私は、何が起きているのか、事態を把握するために情報収集を行いました。もちろん、Googleでの検索です。
はじめに、Google からのメール本文に、「不正に広告収益をあげる目的と思われる無効なトラフィックが検出・・・」 とあったため、この ”無効なトラフィック” というものが何なのか調べようと詳しく検索をかけていくと、Google の広告に関するポリシーの中に「広告を制限」または「アカウントを停止」する要因として、
- 自分で設置した広告を自分でクリックする
- 特定のユーザー (家族や友人・知人および”アドセンス狩り”) が短期間で頻繁に広告をクリック
- ロボットなどを使用した不正なアクセス
- クリックを誘発するような文言の設置
こうした項目が挙げられているのです。
ただ、どれも全くもって心当たりがありません。
1、が規約違反となることは認識していましたので、そうした行為はもちろんしていないどころか、自分で自分の記事をチェックする際にも AdSense 広告を間違ってタップしないよう意識して気をつけていましたし、もしも広告をタップしていたとしたら「あっ、やってしまった!」とそれを記憶しているはずですので、それはあり得ません。
さらに、2、に関しても、私と繋がりのある家族や友人には、誰一人として私がサイト運営を行っていることを話していませんので、「変に気を使って、広告料が多く発生するように、複数回広告をクリックする」というような発想すらしようがありません。(この時点では ”アドセンス狩り” なるものの存在はつゆ知らず、、、)
3.もするわけがありませんし、4、も特にそういった誘導は行っておらず、記事の途中にただAdSense広告を貼っているだけでした。
「ん~、なぜだ。」
謎は深まります。
そしてさらに調べを進めていくと、ある可能性にヒットします。
「AdSense 狩り」です。
「AdSense 狩り」とは
特定のユーザーが短期間に複数回にわたって広告をクリックする、いわゆる ”不自然な複数回の広告クリック” というものが発生すると、Google 社側が、当該サイト運営者に対して「広告の制限・停止」、「アカウントの停止」といったペナルティを与えるということを知りつつ、世界中のWebサイトに対し、意図的に、そして無差別に ”不自然な複数回の広告クリック” を繰り返し、AdSense 収益を得ている運営者を奈落の底へ陥れようとする攻撃のこと
「なんじゃそら。」
世の中には、意味不明なことをする人がたまにいます。
何が楽しいのかわかりませんが、どうやら私のサイトもそのような攻撃を受けてしまったようなのです。今回の ”広告の制限” の要因としては、やはりそれしか考えられません。
ちなみに、Google社というのは、会社としてこうした事態に対してどのように対処すれば良いのかといった問い合わせに答えてくれることもなければ、その解をどこかに用意してくれているわけでもありません。
もっと言えば、今回私が自力で原因を究明し、「おそらくこれであろう。」という「AdSense 狩り」なるものにたどり着いたわけですが、この ”原因” そのものを特定して教えてくれるようなサービスすらもありません。
Google 社側の公式見解としては、その「原因」や「解決法」を開示することが、結果として自分たち (Google社) の手の内を明かすことを意味し、それによって悪さを仕掛けようとする ”敵” に情報提供を行っているような状態になってしまいかねないため、としています。
「まあ、言いたいことは分からなくもないんだけど、それじゃさすがに困るんですよね。」
サイト運営者側としては、誰もがそんな気持ちになってしまうわけなのですが、さりとて、そうである以上、自力でなんとかするより他ありません。
今回、私が具体的にどのような攻撃を受けたのか、「Googleアナリティクス (以下、アナリティクス)」を使ってさらに詳しく調べます。
犯人の特定
アナリティクスでは、自分が確認したいサイトを選択し、「ユーザー」→「地域」へと進み、上部にある「地図表示」ではなく「エクスプローラ」のタブを選択してグラフ表示にしたら、そのすぐ下の「AdSense」の項目を選択して、その中の「AdSenseの収益」となっているプルダウンから「AdSenseのCTR」を選び、さらに一番下の結果が表示される表のすぐ上にある「プライマリディメンション」を「市区町村」にした上で、表の中の「AdSenseのCTR」の列をクリックすることで、犯人をあぶり出します。
これは最初の制限から2ヶ月ほど経過した頃に撮ったキャプチャにはなりますが、上位から「1,500%」「1,200%」「1,100%」というように、不自然に大量の AdSense クリックが行われている地域が表示されています。
さらにこの表の地域名の部分をクリックすると、
このように、「それがいつ行われたものなのか」ということが判明します。
今回私が12/23に受けた制限の要因は、この12/22の「Dublin」という地域からのアクセスだったものと思われます。
このグラフの見方としては、「AdSenseのページ表示回数」が「1」、つまり「広告が ”1回” だけの表示」であるにもかかわらず、「クリックされたAdSense広告」が「12」となっていて、「12回ものクリックが行われている」ということです。
まさに「AdSense 狩り」です。
原因究明「AdSenseのCTR」を時系列でチェック
ちなみに、その後時系列でどのように攻撃を受けていたのかを調べたのが以下の一覧です。
200%以上をトレースしただけでも、上記の表のような数だったのですが、そのCTR上位のものを時系列にまとめるとこのような状況でした。
日時 | アクセス地域 | CTR |
2020/11/07 | Sacramento | 400 % |
11/09 | Peachtree City | 900 % |
11/12 | Fort Lee | 1,200 % |
11/19 | Caloocan | 1,100 % |
11/19 | Istanbul | 400 % |
11/21 | King of Prussia | 600 % |
11/28 | Hilo | 1,200 % |
11/29 | Seattle | 1,433 % |
12/01 | Seattle | 1,400 % |
12/07 | Tono | 1,300 % |
12/07 | Branson | 833 % |
12/22 | Dublin | 1,200 % |
2021/01/17 | Liverpool | 1,500 % |
01/23 | Redwood City | 700 % |
01/23 | Arlington Heights | 600 % |
それまで発生していた広告収入が、ある日突然 ”0” となってしまったことを思うと、この「Dublin」にいる、もしくはそこのサーバーを使って悪さをしている ”輩” に対する ”腸が煮えくり返る” 思いを押し殺すのも大変ですが、ここは落ち着いて、さらに対策を検討します。
私が行った対策
ネットで調べた結果としては、Google からの AdSense 広告の制限に対する対処法については、何をすることが最も早く制限の解除に繋がるのかという点を含め、様々な意見が散見されるのですが、ここでは私のケースについてお話していきたいと思います。
Googleへ報告
まず、Google に対し「”不正行為があった” として広告の制限を受けていますが、自分の手で不正はしていませんし、現にこのように意図的にクリック回数を急増させるような攻撃を受けていただけです。」ということを伝えようと思い、「無効なクリックの連絡フォーム」からその内容についての報告を送信しました。
プラグイン『AdSense Invalid Click Protector』を導入
さらに、「AdSense 狩り」に対する対策として挙げられていたのが、『AdSense Invalid Click Protector』というプラグインです。
これは、「AdSense 狩り」が疑われるような、一定時間内の連続した複数回クリックを検知した際に、そのユーザーに対する広告表示を数日間停止するという機能を持ったプラグインになります。
このプラグインは、function.php 内にコードを書き足す必要があったりと、人によっては少しハードルが高いのがネックですが、詳しくはこちら「アドセンス狩り対策【AdSense Invalid Click Protector】の使い方」の記事が一番解り易いかなと思いましたので、設定について知りたい方は合わせて参照してみてもらえればと思います。
ただ、この時は私もプラグインの導入だけでなく、 function.php へのコード書き足しの必要性について正しく認識することができておらず (上記とは違うサイトを参考にしていたため)、正確にはこの時点では対策を講じられていませんでした。
※ ただし結論としては、このプラグインを導入し、しっかりと function.php へのコード書き足しもした上で、自身のサイトに貼る AdSense 広告を ”AdSense 狩り対策済み” のものに全て張り替えることで平常運転の状態へと戻ることができました。
サイト内の「AdSense広告」は放置
対処方法等を調べる中で、一部の経験者が「改善策を講じたことを示すため、一度AdSenseを無効化するなり、極力外してしまう方が良い可能性がある。」と書いている記事も散見されたため、当初、一旦全ての AdSense 広告を外すことも考えたのですが、その後よくよく調べてみると、Google としては、上記連絡フォームからの報告等があった後、当該サイトで何が起こっているのかなどを改めて調べることがどうもあるようで、むしろ広告を貼っている方が確認作業がスムーズに進む可能性もあるとの見解も見られたため、私はそれまでに運用していたAdSense広告については何もいじらずに、そのままにして制限の解除を待ちました。
もちろん、AdSense広告の設置数が多過ぎるとか、強い誘導の文言がいくつも並んでいるなど、Google から見て ”好ましくない運用” となっている場合には、一刻も早くそれらをポリシーに則った形に修正する必要があるわけですが、今回の私のようなパターンでは、不正アクセスの目処もつけられ、おそらく広告の設置方法が原因ではないと踏めたからこそ、放置という形をとることができました。
そのあたりについては、運用しているサイトの状況によりけりということになるかとは思います。
で、その後どうなったか。
広告の制限が解除される
AdSenseからの広告収入が ”0” となっていた状態から、広告収入が復活し始めました。
制限が解除されたのです。
ただ、AdSenseの管理画面にあった、
という表示は残ったままで、これが消えるのには約1ヶ月を要しました。2020/12/23 に広告の制限の措置を受け、上記の表示が消えたのが 2021/01/23 です。
そして、、、
まさかの2回目の制限
2021/02/01、またもやあのメールが届きます。
そう、あの恐ろしいメールです。
まさかと思い、AdSense の管理画面を見に行くと、やはり間違いありませんでした。
「ふざっけるなっっ!!」
1回目の攻撃を受け、色々と調べて対策を講じなければと「AdSense Invalid Click Protector」プラグインを入れ、無事に上記の警告も消えて、AdSense 収益も発生し始めた矢先でした。
改めて不正なアクセスを調べてみると、
前回判明したもの以外にも、たくさんの攻撃を受けていることが判明しました。
これでもう踏ん切りがつきました。
全てきちんと対策をしようと、改めてプラグインの設定を見直しました。
ここではじめて、function.php へのコード書き足しの必要性について認識し、上記でご紹介したサイトを参考にしながら設定をし直しました。
「AdSense広告」を全て外す
さらに、一旦「攻撃を仕掛けられない状態」、つまり「広告が全くない状態」を作り出すために、すべての AdSense 広告を外してしまったのです。
分かる範囲は全て外して様子を見、AdSense管理画面で少しのアクセスがあることを確認しては外し漏れになっていたそれらの広告を外し、という作業を繰り返し、とうとう AdSense 広告の ”表示回数” が ”0” になりました。
もちろん、収益も ”0” となり、本来得られていたはずの広告収入が消えてなくなってしまったと思うと、悲しい気持ちと怒りの気持ちが両方湧き上がってきますが、ここは「長期目線で一旦きれいさっぱり、しっかりとした対策を施しておこう。」と思い直しました。
今回の事象を【時系列】で整理
今回起こった事象について、時系列でまとめると以下の通りです。
2020/12/22 | 無効なトラフィックが発生 |
2020/12/23 | Google から AdSense の制限措置を受ける |
対処方法をGoogleで検索 | |
連絡フォームより、無効なクリックに関する報告を送信 | |
・・・ | |
待機 | |
・・・ | |
2021/01/15 | 広告収入が復活する |
2021/01/23 | GoogleAdsense管理画面上の「表示できる広告の数が・・・」というピンク色の警告が消える |
2021/02/01 | 再び!「表示できる広告の数が・・・」という警告が表示される |
広告収入が「1円/日」などに激減 | |
2021/02/10 | AdSense広告を全て剥がす |
2021/02/19 | GoogleAdsense管理画面上の「表示できる広告の数が・・・」というピンク色の警告が消える |
2021/02/25 | 再び!「表示できる広告の数が・・・」という警告が表示される |
2021/02/26 | わずかながら残っていた AdSense 広告があったためそれらを一旦完全に削除する |
2021/03/04 | GoogleAdsense管理画面上の「表示できる広告の数が・・・」というピンク色の警告が消える |
2021/03/04 | 一部の記事に試験的に『AdSense Invalid Click Protector』で ”AdSense 狩り” 対策済みの広告を設置する |
2021/03/04 | またすぐに「表示できる広告の数が・・・」という警告が表示される |
2021/03/08 | アクセスの多い主要記事に AdSense 広告を設置する ( プラグイン『AdSense Invalid Click Protector』で ”AdSense 狩り” 対策済みのコード使用 ) |
2021/03/09 | AdSense 管理画面上には依然として ”広告の数が制限されています” の警告が出続けてはいるものの、収益は以前の1/4~半分程度発生するぐらいまで回復 |
2021/03/14 | GoogleAdsense管理画面上の「表示できる広告の数が・・・」というピンク色の警告が消える |
2021/03/31 | 警告表示が消えてから約半月、改めて警告が表示される気配もなく、広告収入も以前の水準に近い所まで復活してくる(貼り付けている広告はプラグインによる対策済みのもの) |
「制限」→「解除」を繰り返す
上記の時系列表からも分かる通り、その後2回目の制限が 02/19 頃に解除され (この時点ではもう既にAdSense広告を全て外してしまっていたので、その前から解除されていたのかもしれませんが、それを知る術はありません)、さらにそのわずか1週間後にまた制限がかかります。
その後わかったこと
3回目の「制限」→「解除」を繰り返した後、改めて「AdSense 狩り」についてその概要と対策について調べてみました。
すると、どうやらヤツら (AdSense 狩りを行っている輩) は、対象サイトが何も対策を講じずに放置していると、広告停止に追い込まれるまで ”無効なクリック” を繰り返すということのようなのです。
つまり、奴らの目的は、「無効なクリックで困らせる」、「収益を発せさせなくする」といったかわいいものではなく、「AdSense ライセンスを停止させ、息の根を止める」ということだということです。
恐ろしーー!
2021/03/04 のできごと
この日の朝、AdSense管理画面を書くにすると、「表示できる広告の数が・・・」という警告が消えていました。
「やっとまた消えたか。」
そう思い、”AdSense 狩り” 対策を行った、ショートコード (『AdSense Invalid Click Protector』を使って作成したもの ) による広告を試しに「2つの記事」( アクセスの多い記事と直近UPした記事) に貼った所、途端に例の「表示できる広告の数が・・・」の警告が表れたのです。
「もうわけがわかりません。誰か助けて。」
という状態ですが、これでもう完全に吹っ切れました。
早期の制限解除は見込めないと悟ったのです。
AdSense 管理画面の、「表示できる広告の数が・・・」の警告横の「ポリシーセンター」をクリックすると、
やはり「適用日」は「2020年12月22日」のままです。( 上記スクショは、2021/03/04 時点のもの )
ここで私は仮説を立てました。
最初に私のサイトが AdSense 狩りの被害に遭い、広告の制限措置が適用されたのがこの 2020年12月22日 ではあるものの、その後断続的に攻撃を受けており、それらの攻撃に対して順次「広告の制限」のペナルティが課されているのではなかろうか、と。
そう思い、改めて AdSense 狩りが疑われるアクセスを調べてみると、
やはりどうも、2021/02/01 頃までの間、断続的に攻撃を受けていたものと見られます。
したがって、これらのことから、Google からの今後の制限のかけられ方については、以下の2つのパターンが推察されます。
- 最も直近の最後の無効なクリックに対して与えられる制限で終了
- 全ての無効なクリックに対し、重複することなく、順次制限をかけ、全ての無効なクリックに対する制限が終われば終了
まず、1つ目ですが、これは最も最近の ”無効なクリック”、要は「AdSense 狩り」に対する制限が終わった段階で、全ての制限が終了するというパターン。
私の場合、上記のように、一定期間に集中して AdSense 狩りの被害に遭っていると思われ、そのうち最も最近のものが 02/01 のものではないかと見られるため、そこから最長で「30日程度」( Google 側が制限の期間は30日未満と言っている ) と仮定して、02/01 から30日、つまり「3月初旬頃」には遅くとも制限が全て解除されるのではないかという仮説です。
そして2つ目が、全ての AdSense 狩りの攻撃、つまり全ての ”無効なクリック” に対し、順次、重複することなく制限をかけ続け、全ての無効なクリックに対する制限をかけ終えたら、晴れて制限なしの状態へと戻してもらえるという仮説です。
結論から言ってしまえば、おそらく2つ目の可能性が高いでしょう。
なぜなら、現に03/04時点において、新たな制限がかかってきたからです。
となると、私が受けた攻撃は全てで約10件以上ありますので、最長で約10ヶ月かかることになってしまいます。
ただ、02/25 の制限のように、1週間ほどで解除される場合もあるようですので、その期間は計り知ることはできません。
したがって、「これだけ継続的に自分の広告を何度もクリックするやつなんていないんだから、Googleさん早く気がついてくださいよ。」という心の叫びは置いておいて、あとはもうひたすら「待つ」しかありません。
なお今回 ( 03/04 時点 ) の対応としては、03/04 に一部設置した、”AdSense 狩り” 対策を行った、「ショートコードによる広告 (『AdSense Invalid Click Protector』を使って作成したもの ) 」に関しては設置したままの状態にし、次回制限の解除後に実際に広告が表示されるのかも含め、確認していきたいと思っています。
まとめ【結論】教訓として今回の件でわかったこと
私の場合、不正アクセスを受けたのが12月の末、年末も年末、年の暮れというタイミングで、Googleのサポートが (年末年始で) 休止するタイミングとも重なってしまい、非常に時間を要してしまったのではないかとも思われます。
ただ、通常以上のトラフィックおよび広告へのアクセスが見込まれていた可能性も高い、絶好の ”稼ぎ時” を逃してしまう形となったことは非常に大きな機会損失ではありますが、その分、年明け 2021年の出発へ向けて良いスタートが切れるよう、コンテンツをさらに拡充させていくことに集中することで気持ちを切り替えることとしました。
私の場合、かなり前に作成したいくつかのサイトにおいて、わずかながらアクセスが来ていたものについては、「少しでも AdSense 収益が発生するのなら、放置しておけば良いか。」などと考えていましたが、これが今後 AdSense 狩りの標的となるなど、大きな ”仇” となる可能性もありますので、これらについては全て広告を外しました。
当方メインサイトである当サイト【 MONEYGER 】ではなく、以前開設してあったわずかながらの収益が発生している他サイトが、同アカウントで紐付いてしまっていたばっかりに、全ての広告が停止してしまうリスクを恐れたのです。
これはある意味で恐怖です。
私の場合、AdSense収益も微々たるもので、さして影響が少なかったとは言え、数十万円や数百万円というような大きな金額での収益が発生しているような人であれば、そのことで非常に大きな収益機会の損失を生んでしまうことは言うまでもありません。
したがって今回の出来ごとは、不正アクセスへの対応を改めて考え直す。そして、アカウント1つでの一元管理についてもそのメリット・デメリットについて再考する良いきっかけとなりました。
Google に振り回されてしまう懸念事項をなるべく小さくしておくという意味でも、複合的な対策が必要だと痛感した ”事件” となりました。
今回の記事が少しでも広告の制限措置を受けてしまった ”同志” の参考になれば幸いです。
それでは、また。